[そう言葉をかけてオズワルトを送り出した。
しばらくするとリエヴル・カサンドラ両名がやってきた
カークとリヒャエルが話をしているのを横目に見ながら話だした]
わざわざすまないな…。
まず現状だが、艦内統制のために艦内放送の復旧をそこの2人にやってもらっている。
それと、別系統の通信手段も使ってみたが本国と連絡がつかない。
おそらく電波妨害がなされている、と思われる。
電気配線的な切断ならそもそも動かないし、
周波数を変えて平文で打電しても届かないようだしな。
現状を打破する最も最短の手段は本国との通信回復だ。
そのために我々が出来る事があれば2人から何か提案してもらいたい。
通信回復が無理となれば、動力の復旧の後に航行再開。
もしくは次に来るであろう輸送艦もしくは曳航船の奪取という乱暴な手段になる。