……とはいえ。 良いもの、だけに、容易くは獲れないな。[そうでなくては、と思う反面、面倒だ、とも思う。ともあれ、娘は距離を開けたまま、大鎌を横に構えて息を整える。高揚感が痛みを忘れさせてくれるとはいえ、今の一撃が与えた衝撃は、すぐには消えない。*]