[あの頃の自分は随分と生意気な子供で、もう僕は大きくなったのだから二人だけでも大丈夫。お兄ちゃんに念を押されていたのに>>116そんなことを思ってコンスタンツェを連れて行ってしまったのだ。撫でられて泣き出してしまったのは安堵だけが理由じゃなかった。怖い思いをさせた妹のような少女と優しく穏やかな彼に声を荒げる程心配させてしまったことが申し訳なくて。]ごめんなさい…[下を向いて涙声でそう彼へ謝った後、手を繋いだ帰り道は頷くばかりで口数は少なかった]