…はて、なんのことやら?
[掛けられた声>>121に体を強張らせて、すぐに立ち上がれるように座り直す。
誤魔化せるとは思っていない。ただ相手を観察するための時間が少しでも欲しかった。
降魔士だろうか。それとも魔物だろうか。有する魔力は目の前の少年の方が大きいだろう。いきなり祓われなければ良いのだけれど。]
えーと…、私、悪い魔物じゃないですよ。
[敵意がないことを示すために両手を小さく上げて、苦笑する。この浴室は狭すぎる。戦闘になったとして、大型の魔物であるウェルシュには分が悪い。主人に迷惑を掛けるわけにもいかないので、出来るだけ戦闘を回避しようと努める。]