人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

(あいつにも散々怒られたな…)

[何故、一人で罪を被るような真似をした、と、目覚めた友が怒った理由は十分に理解出来たが、今でもあれは仕方のないことだったと、男は思っている。曲がりなりにも貴族の嫡男である自分と、平民である友とでは、同じ罪でも降される処分に大きな差が出る事は容易に想像がついたからだ]

[彼も、実際はその事を理解していたのだろう。その後も友誼の途切れることはなかった
…10年前、父が亡くなって男が家督を継ぎ、同じ頃、友がベルサリス学館の学長となった、その時まで]

[今、国を揺るがさんとする、動乱の中にあって、嘗て生死を共にと誓った友が何を思うのかを男は知らない。
ただ、その瞳は今も、前を向いているのだろうと、遠く信じるだけ*]

(123) 2015/03/06(Fri) 22:11:23

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