[胸元を掴み、俯けば流されるままの涙がぼたぼた床に落ちた] もう…生きたいのか死にたいのか、わかんないよ。 あにぃ……俺…… 胸の奥がずっと寒いままなんだよ…………[何があったか、その夜は言わない。余裕は無い。だが日常的にも燻り続けていた不安も痛みも決壊して。弱みは見せまいと考えていたのに、兄に縋る様泣き続けて。やがて泣き疲れて眠れば、その後の話は出来なかったろう*]