貴方も、それで大丈夫ですよね、コンラート。[コンラートの方を振り向いて、柔らかくそう問いかけた。彼らを前にして無防備な姿勢を見せ、警戒していないよう見せかける。けれど、隠しきれない緊張が、ヴァイオリンの弓を握る手に無意識に再び力を込めさせた*]