お前、は……この生き方、望んで……ごほっ![取り留めのない問い掛けの言葉は、水音のような咳で途切れた。 既に生まれつつあった血溜まりは、槍が抜かれればあっという間にその面積を増し、セルウィンの身は力なくそこへ倒れ込む] …………兄さん……。[小さな呟きと共に呼吸は途切れ、眼差しはただ虚空を見詰めていた*]