―医務室―[再び、浮上しかけた意識の向こう。ダーフィトがベルに、”その時が来たら、とにかく殺せ”と告げる声>>96が聴こえる。感情の響かない声。―――ああ。それは正しいよ。と内心で頷く。穏便に済めばいいけれど、さ。そうしなければ、生きられない時もあるから。] ……すまん、俺、どのくらい意識を失ってた?[ふわり、浮上する意識に。数度瞼を瞬いてから、ダーフィかベルがまだいるようなら、そう声を掛けた]