人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[なにごとだと咎めだてする声は無視した。
集まる騎士たちの中には、急遽選ばれた親衛隊だと気づいたものもいただろう。
昨日会ったリエヴルもいるだろうか。]

  聞いてくれ。

[入り口からずんずんと中へ進み、全員が見えるところで止まる。]

 みんな、聞いてくれ。
 俺は昨日、団長代理からこいつを渡された。

[ごく短い前置きのあと、腰に下げていた"鍵"を外す。
鞘ごと掲げた"鍵"は既に石の封印が解け、鎖の縛めもない。]

(122) 2014/03/31(Mon) 11:13:03

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