[何も考えず、ただ、目の前の相手に集中する。その動きを見て、動く。相手の動きにあわせ、自らの立ち位置を調整し、その剣筋をいなす。それは全て、集中力と観察力の賜。7年の終わりには、カレルに一撃を貰い、手痛い怪我もした。だが、その怪我が完治してからはこうして実技を重ね、少しは体力もつけた。] …………悪い、な。[カレルの腕を打ち据えれば>>1:994、ふぅ……と息をついた。]