―――――――え。[ウェルシュの唐突な告白に驚いて、そちらを振り向く]ウェルシュ……。あなた………―――――。……私も。本の通りに言うなら。失われた命の真実の声を聞ける者――なのよ。私は、さっきも言った通り、今名乗り出てもその能力の仕事がないと思っていたのだけれど……この能力、を持つのは、一人、のはず………。