[>>106男が転んだのを見て、慌てて駆け降りた]
おい、…あー、すまない。
[自分がいきなり声をかけたせいか、と一言謝罪を入れて。 立ち上がった男の顔が汚れているのに気が付くと、ポケットから白いハンカチを取り出した]
良かったら使ってくれ。
[そうしてそれを差し出し、男に渡そうと。
招待された人か?との質問に、どう答えた物かと視線を泳がせた]
こんばんは。
あー…。うん、招待客だ。イェンスという。宜しく。
[最初はただ迷い込んだだけだけれど、自分の個室が用意され、招待状も置かれていたから。詳しく話すと長くなるから、一言、招待客ということで良いんだろうと自分を納得させてそう言った]
ん、「も」と言うことは貴方もか。良かったら客室まで、手伝おうか?
[先ほど躓いた男の様子を思い出し、持っている荷物を指差しそう言った。
荷物を渡されたのなら、そのまま道案内がてら客室まで運ぶだろう]