[オットーは特に強く驚く様子もなく、「お前が言うのなら、確実なんだろうな」と言っただけだった(>>121)……
やはりか、と言うような顔で]
ああ……アンタが感じ取ってたってんならもう間違いねえだろうな。
[パンと魚と扱うものは違えど、自然を相手とする者という意味では、通ずるところがある。
自分が何年も漁を続けてきたからこそ、オットーの力量に認める部分も多かった。
その彼も感じ取っていたというならば、もう間違いないだろう]
俺としちゃ、こういうのが来てくれたほうがその後大漁期待出来っから助かるんだが……
明日の漁のために今日流されちゃ意味がねえ。
[オットーが肯定してくれたことに、素直に]
恩に着るぜ、オットー。嵐に揉まれた魚は美味えぜ、期待しててくれ。
[と。陰鬱な空気を振り払わんとするかのような笑みを浮かべて約束をし……
若干、オットーの表情に影が見えた気がする。
この男の表情としてはよくあることではあるが、何か、引っかかる……と感じた直後に聞こえた呟き。]
……なんか、別のヤな予感でもすんのかい?
[礼儀や遠慮と言うものをあまり知らないこの男。真顔でストレートに問うた]