― 会議後回想:公国前進拠点、天幕 ―>>22>>23>>24>>25>>26[天幕の中、酒を間に挟み、見えぬ空色を思うように目を閉じる。]… 恨みっこなしだったと、思ってますよ。[嘆いてばかりでは笑われそうだ。と言う言葉に、緩く息を吐く。]個人の結果だけを言うなら。…俺があいつに、殺されていても。恨みは、しなかったでしょうから。[それは、個人としての勝負の上の事柄ならば、だ。そういうような、妙な信頼があった。ただ──頭の上に乗せられる手の重みに目を閉じる。]…ただ、 …