[ 最初の会戦では、倒れても戦い続けるゼファーの兵に、恐ろしさを感じる王国兵も多かったろう。
しかし、千人将をベリアンが倒したことで、その恐ろしさも軽減しているのは確からしく、冷静に連携をとり、的確に急所を狙ってくる兵の数が格段に多い。>>116 ]
気合いと数...ではないな、死を恐れぬ力と、生きようとする力の戦い、か。
[ どちらが正しいとも、強いとも言えぬ。だが、どちらも負けるわけにはいかぬ戦いだ。 ]
[ この場所ばかりではなく、戦場全体を見渡しても、戦況は、ほぼ拮抗していた。クレメンスが直接指揮している一隊など、一部押し込めている場所もあるが、びくともしない盾の壁に跳ね返され続けている場所もある。 ]