― 花の咲く草原 ―
うくっ。
[フレデリカのひそひそ声>>+72に振り返り、吹き出すのを必死に堪える。
声を抑えサムズアップ。当然のように撮影装置を構えて]
カサンドラ教官にも、良いお土産が出来たかな。
絵心ある人に頼めたら、本人にもプレゼントするのだけれど。
[ひそひそ囁きながら笑った。
フレデリカの映像は、問題になりそうなら先に見せる予定のヴィンセントが処理するのではないかと思う。同室のステファンにはその前にも見せてしまうかもしれないが。
入学当時はガッチガチだった後輩も、今ではよく気のつくしっかりした青年。
スティなら大丈夫と、心からの信頼を寄せている]