>>109 『嗚呼、ローレルがその気なら頼もしい』 『よろしく頼んだよ』[ローレルの頬に手をあて、額をくっつけた] 『もし上手くできたら――そう』 『次はローレルを支配してあげよう』[そのままでいれば黒い霧は少しずつローレルの身体を蝕んでいくことだろう。人を誑かす"瘴"の一族は――。まだたくさんいるのだくつり――浮かべられた笑みは愉快気なものだった]