― 304号室を離れる前 ―
どういたしまして。
[目を閉じたフリーデルの感謝>>104に返事をする。
それから、レジーナの代わりに見張りを引き受けると言うカタリナに視線を向ける。]
昨日ローゼンハイムさんが宿屋に来たとき、薔薇の鉢を大切そうに持ち込んだとこ見た。
誰か薔薇の世話をしてくれる人とか、いるかな?
[こんなことでは決してローゼンハイムの死の償いになるとは思わないけれども。
もし彼の魂が全てを見ているならば、心残りはこれだろうと予測したから、尋ねる。
304号室に集まる人たちの顔を見ていると、胸の痛みは自分を強く責めていたが、言動は奇妙なくらい冷静だった。]