[飛ばしたのは、聖魔剣に宿る『想い』の力。
光とも闇とも違う影の魔神に対するためには、単純な属性付与だけでは追いつかないかも知れない。
それならば、単純じゃない属性を持つものを増やすのは悪くないだろう。
とはいえ、聖魔剣の力を分けるとなると、諸問題から相手は限られてくるわけで。
そうなるとそれを託せるのは、こちらの力を正しく受け止められるであろう者。
背を預けられるだけの、強い信を抱く友以外には考えられなかった]
……ま、慣れないとけっこーきついかもしれねぇけどな。
[人々の純粋な『想い』、『心』の力を具象化した剣の力は、あらゆる意味で重いものだが。
それに負けるような奴じゃないから大丈夫、なんて信頼もそこにはあった。**]