[ 国王陛下が暗殺されたという噂も
そろそろ広まってきたことだし
安直に小棚に置いたきりというのも如何かと
誰ぞやに嗅ぎ付けられた>>1:161とは知らず。
毒を含んだ水薬の行方を気にしながら、
東屋に戻ったところで――さて。
まだその場に彼の人>>96の姿はあったやら。
もしも顔が見えたなら想定外に数秒固まり ]
――… 珍しいですね?
人の絵を見る遊びにはもう飽きたものかと。
[ と、思わず近況を忘れた
暢気とも言える言葉が出たかもしれない。
人気がなければ、
常の通りに茶菓子を仕舞い込んで
筆を画材の場所に仕舞い込むだけだけれど。* ]