そ、そなた、なぜこのような場所におる…ズラ!我は瘴気に冒された身…我は、そなたの事を憂えば胸のうちが激しく締め付けられる病に冒されているズラ! 近づいてはならぬズラ! 我のことは捨て置かれよ…ズラ![至極真面目な顔でそうは言いますが、正直な耳は彼と出会えた嬉しさに赤く染まり、またピコピコと跳ねるのでした。 ああ…これは確かに。 お互いに恥ずかしいことこの上なかったことでしょう。]