― 戦いの後・ハールト ―
全くだ。
陸に上がれなければ我々など無意味な存在だったろうに。
[ベネディクトの言葉>>40にうなづく。
実際、男も高所からの弓の狙撃を警戒していたのだが。]
ふむ、ならこの男はそちらに任せた。
捕虜も口が軽そうなのを一人見繕ってそちらへ寄越そう。
[医療班に治療されるライナーを見下ろす。
好きに生きる>>1:411と、好きに生きたからいい>>1:465と言った、名前すら知らぬこの男は。
もし命をつなぎ止めたなら、どう生きたいのだろう?
ふと沸いた疑問は、些細な事だと今は打ち消した。]