――回想:士官学校時代―― お、惜しかった、じゃ、ねぇ……。[疲労の色を浮かべながら、カレル>>1:992に視線を向ける。これから続けて今度はこいつを相手にするのだと思えば、自らの体力の無さを呪いたくもなる。] ふん、この程度でお前らにやられてたまるか……。[上っ面を取り繕う余力もなく、つい本音が零れる。だが、木剣を構えれば、スゥ――と感情は引き。その面は、いつものように冷静なものへと様変わりする。]