【独】 軍事顧問 クロイツ
[>>111ベルガマスコが落ち着くとすぐに開口一番罵声を浴びせられる。半ば予想していたこととは言え心中穏やかではないが、表情には出さずにじっと耐える。
避難しに来たといわれて内心ドキリとする。確かに4人を伝令に出し、自分が残ったことについて、思うところが無かったとは言わない。自分は子供達のためにも、死ぬわけには行かないのだ・・・
さらに救出の手配といわれると・・・]
閣下、それについては既に。
練兵場では、今頃ギィ閣下やシグルド閣下が動いてくれているでしょう。護衛の御三方もすでに救出されているやもしれませぬ。
少しの辛抱でございます。
[練兵場へは伝令は届いておらず、他の将官があいついで行方不明や凍死していることで混乱に陥っているとは露知らず。]
閣下さえご存命ならば、いくらでも体制を整えることは可能でございます。
そのためにも、まずは奥でお休みください。その後のことについては、小官に考えがございます。万事おまかせいただけないでしょうか。