[扉の外から返答があり、またもう1人だか1体だかが来たらしい声が聞こえる。] わかった。 じゃあ、せーので行くぞ。[引っ張り出してきていたのはパワーアシスト装置(廉価版)腕に装着するタイプの機械で、これを身に付けるだけで女性でも成人男性を軽々持ち上げられる、力仕事の必需品。(カタログより)] せーの、 ―――っらあ![両腕に装着したそいつで、扉を目いっぱい外側に押す。]