ま、確かに、世界ってものがどうとかはあまり関心はないかもしれん。
『ニャッ!』
ただまあ、疑問はある。なーんで、お前たちはそこにいるんだろうなー。って…だってさ。危険な状態になったら、お前ら俺置いてすぐ逃げるだろ?
立ち向かうこともないわな。そこに敵と定めた存在がいるなら阻むものは容赦しない。……理解してるだろ?
ああ、大丈夫だ。お前たちのことを俺は理解してるぞ。お前たちが出てきて守るってことは、つまり、俺の狙いは正解だ。ってこと、それを親切に教えに来てくれたってことだよ……なっ!
『ニャーーーーーーン!』
[引き絞った矢を放ち、猫を、その奥の赤紫色の果実ごと射抜いた15(20x1)]