[ 贈った、太陽色の髪の指輪>>1:316. 義手に寄せたキスに、照れたような、喜ぶような笑顔。 それを見た瞬間、たまらなくなって。 許されるなら、ぎゅっと抱きつこうとして。 それ自体は、普段も拒まれないなら、 していたような気がするから、 特に変とは思われなかったかもしれないけれど。 テオが、父親ではない、と断じた父のもとに戻ることは。 多分死を意味するだろうと、分かっていたから。]