― 回想 ―
永遠に在り続けるものなどそうはないものだ。
いずれは朽ちはて灰になる、それが早いかどうかだけということもあるさ。
[その点において怒りや悲しみをみせる様子もなく咎めるという態度ですらない。肩を震わせるコニーリオには、ん?と内心首を傾ぐ。怖がらせたのかもしれない。]
さて、国を護るというのはどこまでのことをいうのか。
彼の国に属するものを守るのか。彼の国の名前を歴史に残すためにいるのか。
[語り口調は逸話を話すときと似たようなもの。
主に生き死にや興亡を調べ、そしてコニーリオに語ってきた姿そのものであった]