人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


神学生 ファミル

[名を次の褒美と言われ、不機嫌に口をへのじに曲げる。]

……不便だ。

[次ぎに抱き上げられた時には、泥のように疲れていたから、早々に文句を言うのを諦めた。
ベッドに横たえられたあと、どうやら子守りよろしく寝かしつける気らしい相手を不躾な程、じっと見た。
ふと指先を動かして、白銀の髪にてを伸ばしかけて、止めて。]

……お前みたいな奴は、嫌いだ

[ふい、と銀の吸血鬼に背を向け目を伏せれば、眠りに呑まれるのは間もなく。

ーーー夜が明けるのか、と夢現に思いながら。**]

(120) 2014/05/05(Mon) 10:08:37

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