人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


伯爵家の次男 フェリクス

[>>105次こそは、という言葉はにやりと笑って返す。
これまでに何度となく交わした会話だ。
もし成功したら何でも一つ言う事を聞いてやる、と言ったのはいつのことだったか。
今のところその兆候はないのだけれど。

髪に伸ばされた手に気付けば、気を抜いたふりをして敢えて引っ張られる。
そうする事によって相手の虚を突こうと。]

―何度でもかかって来ればいい。
でも中途半端なのだったら、返り討ちにしてやるからな。

[そうして互いの息遣いが伝わる程に距離を詰め、囁く男の顔に浮かぶ表情は不敵な笑み。]

(120) 2013/09/28(Sat) 21:00:41

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