― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[呼びかけに応じるように、気配が動く。
現れた女の姿>>117に、僅かに目を細めた]
グリュングレース……ああ。
[あそこか、と呟く声音は気のないもの。
青年にとっての彼の国は、形骸化した信仰に縋る小国、という認識に収まるもの。
故に、相手の肩書きを聞いても特に何の感慨を抱く事もなく]
何用……と言われてもな。
こちらは軍務にて行動している。
……それを、一般人に、教えるのは軍規違反なんでね。
答える事はできねぇな。
[淡々と返す声音は微妙にやる気がないが、気配は鋭い。*]