人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― 回想・35年前 ―

[その若者は常に前を向き続けていた]

『行こう、レイ。やってみなければ何も始まらない』

[まっすぐな瞳で告げられた言葉に、胸を熱くして頷いた。
十分な準備が足りないことは判っていた。失敗すれば、罪を得るどころか命も危ない。
だが、彼等に躊躇いは無かった]

今まで外から漂着した客人は常に一度に一人か二人…大きな船は結界を超えることは出来なくても、小舟でなら逆に嵐をかいくぐれるかもしれない。

[不確かな推測による、余りにも無謀な賭け]

(120) 2015/03/06(Fri) 22:06:44

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