― 自宅→外 ―[男がふらふらと酒の匂いを撒き散らしながら外を歩く。二日酔いも、古傷の痛みも、鎮痛剤のお陰で治まっているが軽い副作用の所為で足取りはおぼつかない。広場までの道のりを歩いていると、久しぶりに見る顔があった>>111] よォアルビン。 なあ、何か良い酒はあるか?[左手を上げて挨拶をした後、行商の彼にさっそく尋ねるのは酒のこと。]