[ 彼の異能にはまだ気づかずに、 心臓を締め付けられるような、痛みにも似た、 言葉には、とても、出来ないような想いがこみあげるのを、 唇をきつく噛み締めて堪え。] そうだな…ディークはいつも人の心配ばかりで、 自分を大事にするのを、 うっかり忘れるようなやつだったから… つい、護りたいと思ってしまうんだ。[伝えてくれたクレステッドも、 とても平静ではいられない様子で。]