ジャン![意を決して中に入れば、血だまりに横たわるジャンの姿>>103] これはまた……派手にやられましたね。[意識を失ったジャンを、ベッドの方へ運び、横たえた。帽子はサイドテーブルの上に。] …しばらく寝かせておきましょう。[誰にいうともなくつぶやき、懐から薔薇のエッセンスの小瓶を取り出して、ジャンの帽子の上に置く。] 目が覚めたら、これを飲むといい[メモを小瓶と帽子の間に挟んで、部屋を出た。*]