― 都市上空 ―
[ようやく、と紡がれる声>>113にオズワルドは眉を寄せた。
待っていたかのような言葉の意図が理解出来ずにいたため。
その表情のまま、問いの答えたる言>>114を耳にした。
詩人を気取るような言葉選びは、遠回しに聞こえてかなりもどかしく感じる]
天に在りて流れを見つめるもの…ね。
神だとでも言いたげだな。
……声を聞いて確信した。
この騒ぎはお前ぇの仕業か。
[愉しげな問い返しに返す言葉も断定的に紡がれた。
外へ、と誘った声は間違いなくこの男のもの。
そこからこの都市に起きた”異変”の原因だと断定する。
この言葉でオズワルドが何を得たかは相手も察することが出来よう]