─ 自宅→外 ─[染み付いてしまった習性と言うべきか、嫌に静かな村中を歩いていると戦場にいる気がしてしまう。なるべく壁沿いを歩くのも、ふらつく体を支えるためだけではなかった。ゆっくりと歩いていると、ある一角で人の気配>>117がしたから、思わず息を止めて様子を見る。] ……なんだ、村長かよ。 妙に静かだけど、何かあったのかよ。[たとえば、戦渦がこの村にまで迫ってきたのかと、不吉な答えを予想してヴァルターに問うた]