ほう?それなら、何処ならお気に召すんだ?[耳はやめろという言葉に、ゆるりと首を傾げながら戯れにそう聞いてみる。応えたとしても、それを聞くかどうかはその時の気分次第だが。>>104恨みがましく睨みんでくるレトに伸ばす手は、以前は「子ども扱いするな」と拒まれたもの。拒まれなくなった時は内心驚いたものだが。何だかんだ言って許すところはレトの人の良さを表しているように思う。わしゃわしゃと一頻りレトの髪の感触を楽しんでから離す。]