[…はユーリエのことしか頭になかったが、数刻前まで探していた男の声を聴いて勢いよく立ち上がった。椅子が勢いよく倒れ、大きな音がする。]ディ、ディーク!?君、生きていたのか……いや君が死ぬわけないよな……はあ、探していたんだ。なんにせよ、君が無事でよかったよ。[驚いて自分の姿を見る周囲の人々に、バツの悪そうな顔をした。]ああ、食事中に申し訳ない。[…は倒した椅子を戻すと、天を仰いだ。]よかった……。