恐らく、ここは、これから戦場になる。
巻き込まれたくないなら、隠れてじっとしてろ。
それで逃げ切れるかは知らんが。
[ くしゃり、と、火のついたままの煙草を握り潰して、男は金色の瞳で、探るように辺りの廃墟を見渡した ]
ああ...俺に喰われたいなら...
[ 廃墟の影から飛びかかってきた大蚯蚓のような姿のクリーチャーを、腰から抜いた刀で横薙ぎに両断する。
立て続けに数カ所を輪切りにされても、びちびちと暴れ続ける大蚯蚓を最後は地面に串刺しにして、踏みつぶした ]
それでもいいぞ?
[ 刃を手に、誘う声音は愉しげだ* ]