―― 回想:隅っこ辺りで>>115 ――
ん?
[声をかけて振り返られた矢先、急に声色が変わった。
どこかで会っただろうか。
たった一度の邂逅も、こちらは認識していなかったのだから覚えが無い。
ただ自分が討伐している付近で返り討ちにあった冒険者がいたような話はどこかで聞いたのかもしれないけれど]
あー、なるほど……。
魔物退治で一旗あげたかったってところかねぇ。
分かる、分かるよ、その気持ち。
せっかく冒険者やれてたんだ。
自分の実力をそう言った形で示したいと思うのが普通だしね。
私も最初はそんな感じで戦ってたなぁ。
[まぁ元気だしなってと言いながら、隣に座ってしみじみとしながら話してみる]