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[隣からかけられた音声>>112に頭部を廻らせ、兄弟機を見つめた。
本来、Xシリーズ1ナンバー、109には極めて高度な雑談モードが備わっていた。人間の語調や発言内容、言語外表現などから判断し、
正確さを優先した情報伝達ではなく円滑なコミュニケーションを目的として"会話"する機能。
それこそ人間とのコミュニケーションを厭った博士の代役として渉外に勤めるために固有に組み上げた機能、だったが]
・・CC-011との直接接触は5年以上前・・ですね?
それ以上は、申し訳ありませんが今は思い出せないようです。現在、ワタシの内部蓄積記録は、・・全領域の2%まで確認できます。