[…その瞬間、探索者の脳裏にかつて旅をした数々の土地の風景が浮かんでは消えていった。火の色の目をした蠍の星から指を運んで北の印を道しるべに、雪に閉ざされた高地の村を、雨の止まない村を、風がやわらかな模様を刻む砂の地を、当てもなくたどる旅。その道すがら手にしたものは何だったろう、すべてどこかに落としてしまったように思う]かゆ…うま…[サルミアッキ、検索しちゃった…]