―茶会の間―
[――さて、随分と人が増えたようだ。
宴の準備も整ってきたと言うことだろうか。
碧眼の吸血鬼>>87の正体には、未だ気づかない。
かつて共に過ごしたのは、少女がもう少し幼い頃。
何処か懐かしい面影を覚えつつも、思い当たらず。
此方の外見は、"当時"とほぼ変わっていないだろうが。
そして、白い少女>>92と黒い青年>>101。
会話を遠くから察するに、この古城の住人だろうか。
兎へ向けられる冷えた気配>>103を、自身の推察の回答として。
一転して笑顔を向けられれば>>104、柔らかく微笑んだ]
お心遣いに感謝いたします、…ユーリエ様?
愚鈍の身といたしましては、
些細なことに信じ縋るのも難しく――。
この度は、勉強させていただきますね。色々と。