―中三教室―
[がらがら、担任している中学三年の教室。
前方にある扉を開け、ゆるりと片手を上げながら入る。]
お前らおは、……ふぇっくしゅ! っあー。
[扉を後ろ手で閉め、挨拶をしようとした瞬間にクシャミが重なった。
俺のクシャミにゲラゲラ笑い始める生徒も居た。
誰かさんに>>117>>118で噂されていた所為なのか。
相手が音楽の先生だと断定出来ず、姿すらも見えない俺は知る由もなく、埃でも舞っていたのかと直ぐ忘れるだけ。]
誰だ? 俺の噂してた奴は。
会澤先生イケメーン! とか俺の良い噂なら許す。
[笑いながら冗談に冗談を重ねて出す。
ノリの良い生徒はドッと笑い出してくれる筈。]