[何度も何度も自分の名前を呼ぶ彼の背を、ただ摩る。――メル。彼がくれた、世界で一番きれいな名前。その名前を持っていれば、たぶん、世界で一番幸福になれる、名前。それにひとつひとつこたえるように、繰り返し、ささやき返す]…うん。うん、ダーフィ。愛してる。――ずっと好きだった…。