だから‥どんな顔をしたとしても‥
獣になっても、この船を破壊しようとしても。
あの人は、きっと変わらず、貴方を愛しただろう。
貴方を守る為に、刀を託したように。
貴方の最後の心を守ろうと、戦ったと思う。
[息子のことを語る時の、あの人の瞳に滲む愛情を思い出す。
刀に託した、我が子を守りたいという”想い”は、
きっと揺るがなかっただろう。
人狼になってしまったなら…もう、止められないのなら。
最後に残る、愛した子の心を守ろうとしただろう…
かつての、あの人との想い出から、そう思われて。]