───── 良かろう。 汝らに、特に浄化の裁きに臨席するを許す。 天の大いなる地上の浄化、 その目にしかと焼き付けるが良い───…![玲瓏たる大天使の声が、 傷一つ、痛み一つ感じさせぬ響きで人の子へと宣を下した。 それと同時に、詠唱が始められる。 これまでのように下級天使らを力の源として用いるものではない。 それは大天使自身の、それのみの力を以て。 命の輝きを燃やしながら、術を編むのだ。]