[そう言って、ウルを休ませる為の敷き布を取りに行こうとしたらディークからこちらの様子を問われ。
マリに確認しようと思い動くより先、近付いたディークの掌が自分の額に触れていた]
……………
[額の様子を見られている間、声も出さず近付いた相手の顔をじっと見つめて]
…うん。
あとでちゃんと、冷やしとく、から。
大丈夫。
[ぎくしゃくと離れていかれた>>85所で、返した声はほんの少し、いつもより弱いものだった。
最も、余程意識しない限り常との違いに気付く者はいなかっただろう。
というか、その後の衝撃の方が大きくてほとんどの者から気に留められなかっただろう]